共通マスタを使う
「取引先」「商品」「社員」など、複数のアプリで同じデータを使いたいときの機能です。一度つくれば、あとから作るどのアプリからでも同じデータを参照できます。
共通マスタとは
共通マスタは、画面のない、データだけのアプリです。ほかのアプリは、そのデータを読み取り専用で参照します。マスタの中身を直すと、参照しているすべてのアプリに反映されます。
たとえば「見積アプリ」と「請求アプリ」が同じ「取引先マスタ」を見る形です。取引先の住所を変えるのは、マスタの1か所だけで済みます。
1共通マスタをつくる
つくり方は3つあります。迷ったら「チャットで設計してつくる」がおすすめです。
チャットで設計してつくる(おすすめ)
- ワークスペースのホームで設計のチャットを開き、「共通マスタを作りたい」と話しかけます
- 画面に 共通マスタモード のバッジが出て、ER図(データの関係図)が描かれていきます
- 内容を確認し、直したいところはチャットで伝えます
- 🧩 ER 図で共通マスタを作成 を押します
- 確認画面で、テーブルと項目の一覧を見て、マスタの名前 を入れます(例: 取引先・商品マスタ)
- 作成する を押すと完成です
CSVから読み込んでつくる
基幹システムなどからエクスポートしたCSVがあるときに便利です。「共通マスタモード」で 📄 CSVから読み込む を押してCSVを選ぶと、項目からテーブル構成が読み取られ、下書きができます(CSVは1つでも複数でも使えます)。確認画面を見て 作成する を押してください。
作成画面から空のマスタをつくる
アプリ一覧で + 新しいアプリ を押し、「どこで動かす?」で 🧩 共通マスタ(データベースだけのアプリ) を選びます。テーブルは空の状態から始まります。
すでにあるアプリのテーブルを共通マスタにする
- そのアプリの データ タブを開き、左のテーブル一覧で切り出したいテーブルにチェックを入れます(パソコンの画面で操作できます)
- 共通マスタに設定 を押します
- 確認画面で対象を見て、作成する を押します
切り出したテーブルは新しい共通マスタになり、元のアプリからは参照専用になります。登録・編集・削除の画面は、自動的に閲覧専用へ調整されます。
2アプリから参照する
アプリを作るときに指定する
- ホームのチャット入力欄で @ を入力し、🧩 共通マスタを参照 の「共通マスタを選ぶ…」を選びます
- 一覧からマスタにチェックを入れて、この N 件を参照する を押します(複数選べます)
- 入力欄の上に「🧩 マスタ名」のチップが付きます。外すときは × を押します
- そのまま、つくりたいアプリの内容を送ります
AIは、参照するマスタのテーブルをすでにあるものとして設計します。取引先マスタを選んでおけば、見積アプリ側で取引先のテーブルを重ねてつくることはしません。
すでにあるアプリに追加する
参照させたいアプリの データ タブを開き、左のテーブル一覧の下にある + 共通マスタを参照 を押します。マスタにチェックを入れて 確定する を押してください。チェックを外して確定すると、参照をやめられます。
3参照したデータの見え方
- アプリの上部に 🧩 参照中: マスタ名 のバッジが出ます
- データ タブのテーブル一覧に 🧩 マスタ名(読み取り) のグループができ、マスタのテーブルが並びます
- マスタのテーブルには「🔒 このテーブルは「マスタ名」のものです。編集はマスタ側で行います。」と表示されます。マスタを開く でマスタへ移れます
- 登録・編集・削除のボタンは出ません。読み取り専用です
共通マスタの中身を変える
データの追加・修正はマスタ側で行います。参照しているアプリからは変えられません。
- データ(行):マスタの データ タブで、通常のアプリと同じように追加・編集・削除ができます。CSVでの取り込みもできます
- テーブルや項目(構造):マスタのチャットで「取引先に電話番号の項目を足して」のように頼みます。変更の提案 のカードが出るので、内容を見て この内容で適用 を押します。やめるときは やめる です。適用するとバージョンとして保存されます
どのアプリが使っているか確認する
マスタの データ タブで、左のテーブル一覧に 参照しているアプリ (N) が出ます。使用中 N を押すと 共通マスタの利用状況 が開き、アプリごとに、参照しているファイル・使っている列・リレーションが分かります。マスタの項目名を変えたり消したりする前に、ここを見ておくと安心です。
参照をやめる・マスタを削除する
- 参照をやめる:+ 共通マスタを参照 の画面でチェックを外して確定します。自分のアプリの列がそのマスタを参照しているときは「この参照を解除しますか?」と影響を受ける列の一覧が出ます。確認して 解除する を押してください
- マスタを削除する:どこかのアプリが参照しているマスタは削除できません。「削除できません」と、参照しているファイルと件数が表示されます。先に参照をやめてから削除してください
ログイン情報を共有する
社員マスタのように、パスワード付きのユーザー情報を持つマスタがあるときは、複数のアプリで同じ人・同じパスワードでログインできるようにできます。アプリを作るときにパスワードの項目を持つマスタを選ぶと、自動でそのマスタがログインの元になります。ログインの元を切り替えると、そのアプリにログイン中だった人は、いったんログアウトされます。
アプリを複製したとき
共通マスタを参照しているアプリを複製すると、マスタへの参照も一緒に引き継がれます。
できないこと・注意点
- 参照しているアプリからは、マスタのデータを変えられません。変更はいつもマスタ側で行います
- ほかのワークスペースの共通マスタは参照できません。自分自身も参照できません
- 複製されたアプリを、共通マスタとして参照することはできません
- 共通マスタは、外部連携(MCP や API サーバー)の対象にはなりません
困ったとき
| こんなとき | 確認すること |
|---|---|
| 「🧩 共通マスタ」の選択肢が出ない | プランが Free ではないか確認してください。Standard 以上なのに出ないときは、運営にご連絡ください運営にご連絡ください |
| 「参照できる共通マスタがありません」と出る | 同じワークスペースに共通マスタがありません。先にマスタをつくってください |
| 「共通マスタとして作成されたアプリのみ参照できます」と出る | 選んだのは通常のアプリです。共通マスタとしてつくったアプリを選んでください |
| 「このマスタのテーブルを参照している列があるため解除できませんでした」と出る | 自分のアプリの列がマスタのテーブルを指しています。表示された列を確認してから解除してください |
| データを直したいのに編集ボタンが出ない | 参照している側の画面です。マスタを開く から、マスタ側で直してください |